2012年6月26日火曜日

欧米がいいって本当か?


勤務先に開発の欧米化の波がきている
いわく、

  • すべての情報は共有しよう
  • コミュニケーションの機会を増やしていこう、雑談とかも含めて
  • 資料はすべて英語で、できれば会議も英語で

自分はソフトウェア開発者として勤務先の開発のレベルの低さにあきれていたこともあって、その流れを歓迎した

歓迎してた


最近は歓迎したい気持ちが薄れてきた


歓迎したくない理由


すべての情報を共有して、コミュニケーションを密に取るとどうなるか?
これをすると駄目なやつがわかるようになる

コミュニケーション頻度が低くて、成果に対するコミットメントが低い奴が露出するようになる

いわゆる欧米化っていうのは、システムの効率化とか生産性の向上とか言われてるけれど、正確にはあらゆるものの正確な評価というのが最大のポイントだと思う
逆にいうと曖昧さの排除だ

その中で人材の評価は一番シビアに行われる
なんたって人件費のコストは一番でかいから

「あの人パフォーマンス悪くて残業ばっかりしてるな」はもちろんのこと
「あの人なんか忙しそうだけどいつもなにしてるんだろう」なんて人が許されなくなる

これは最終的には、格差の拡大につながる
優秀な奴はより生きやすく
できない奴は生きづらく
シビアな環境だ

「アメリカがー」とか、「海外ではー」とか言ってる人は、本当にこのことをわかってるんだろうか
よっぽど優秀なのか、それとも働いたことがないのか、それとも一切まともな評価がないような労働環境でしか働いていないのか


俺は嫌だ、こんなシビアな環境は嫌だ

もっと楽して生きたいじゃん!

ひきこもってコミュニケーションなんて取りたくないし、自分の仕事はよくできたものは評価して欲しいし、よくできてないものは見てほしくない
適当で曖昧な評価を受けて、ほどほどなお給料で楽して生きたい!

まあ、今まではそれが許される余裕があったけれど、とうとう日本全体でそれが許されなくなってきてる

変化を歓迎してる奴はできる奴らだ
否定しているのはできない奴らだ

自分を含めてできない奴らは、どれだけ頑張ったってできる奴にクラスチェンジできる可能性は0ではないものの、低い

これからやってくる変化に対して、自分に不利なものはきっぱりノーと言って否定していこうぜ
老害のごとく
ギリシャのごとく

それもまた、欧米っぽいことじゃないの


まとめ:できる奴らはもっと怠けて欲しい

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