2012年9月22日土曜日

ライトノベル読書メモ2

最近読んだライトノベルの紹介を続けるよー。
赤ワイン入れながら書くよー。

ハイスクールD×D


ハイスクールD×D 12  補習授業のヒーローズ (富士見ファンタジア文庫)
石踏 一榮
富士見書房 (2012-04-20)
売り上げランキング: 4571

エロい高校生の主人公がグラマラスなヒロインに潜在能力を買われることで救われ、成長していく話。
絵がエロくてタイトルにハイスクールなんてシンプルな言葉が入っている時点で普段読んだりする系統の作品じゃない。でも、ちょっとアニメの出来に惹かれて読んでみたら勢いがあって面白い。
エロとバカとバトルというお約束の構成。どの展開も鬱々としたところがなく、爽快。
ここ最近のライトノベル読書ラッシュに日をつけてくれた作品だった。こういう作品を素直に楽しめるようになれてよかった。
5点。

織田信奈の野望


織田信奈の野望 (GA文庫)
織田信奈の野望 (GA文庫)
posted with amazlet at 12.09.22
春日 みかげ
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 1680

タイムスリップしたら戦国時代で、救った織田信長は女の子でした。戦国大名は基本的に女の子です。という話。
知名度の割にアニメのクオリティが高い、ということで手を出してみたらハマった。
イラスト担当がハイスクールD×Dのみやま零というつながりというわけじゃないだろうけれど、この作品もハイスクールD×Dにかなり近い類のもの。
エロとバカと、あと熱血根性タイプの主人公が走り回って人をつないで物語が進んでいく。
アニメ化される作品にはちゃんと訳があるし、いいイラストレーターが担当となるのも十分作品の魅力があるから、というのをわからせてもらった気がする。
5点。

戦闘城塞マスラヲ


戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ
角川書店
売り上げランキング: 5674

今年一番のライトノベルの収穫はなんだったか、と問われたら多分こう答える。
「林トモアキの作品のファンになれたこと、と」
今まで読んだ作品の主人公の中で一番弱いんじゃないかと思うくらい、最弱。
あらすじとしては孤独死手前の引きこもりニートが精霊に取り憑かれて世界の主導権をかけた選手権に出場する、というもの。
この主人公、取り柄が目付きの悪さしかない。その上超ネガティブ思考。そんなキャラクターがたった5巻で世界を救う。わけがわからない。
5点。

お・り・が・み


お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ
角川書店
売り上げランキング: 14485

戦闘城塞マスラヲのキャラクターに登場する多くのキャラクターはここからきている。同じ世界、時系列が少し前というもの。
取り柄のない女子高生が魔王の素質があるということで突拍子もなく拉致されて最後は世界を救うというもの。
林トモアキ、無力な主人公が世界を救う話が好きすぎる。
あと、この著者の特徴として、キャラクターの強い弱いはすでに決まっており、それが作中に覆ることはない。作中で伸びる気配もあんまりない。なので強者が弱者をなぶるのは当たり前で、弱者が強者に勝つのは別の筋、理由から。強さは記号というわけだ。
それから、キャラクターが大量に出てくるけれど結局誰も死なない。強さが記号である以上、バトルも記号でしかないのだろう。
癖があるけれどハマるとめちゃくちゃ面白いのが林トモアキ作品の魅力なのだと感じる。
3点。

ミスマルカ興国物語


ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ
角川書店
売り上げランキング: 114318

これも林トモアキ作品、現在連載継続中。
口八丁の小国の王子が世界平和を目指して・・・という物語。興国というタイトルのとおり、今は国が滅んでますけどね。
今、林トモアキ作品を3つ連続書いていて気づいたのだけれど、著者の作品の主人公には最終的にこれと決まった相手ができない。恋愛モノをじゃない。
昨今のライトノベルでここまで恋愛要素を破棄しているのは珍しいんじゃないのかな。
3点。

レイセン


レイセン  File1:巫女とヒキコと闇少女 (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 166206

戦闘城塞マスラヲの主人公の次の物語。
作者は「おまけみたいなもんですよ」とか言ってたけど随分熱い展開になってきたんじゃないのか。特に最新刊なんて、次が気になってたまらない。
あんまり自由にならない最強の力を手にした主人公が、その力を使うことなく問題を解決していく物語。
いつ「俺ツエー」になるのかと思ったりするけど、たぶん、間違いなくそれは起こらない。切り札は切り札のまま話が進むんだろうな。
そこがいいところ。
5点。

まだまだ読みためたものがあるので、明日か明後日か、またいずれ紹介するよー。

0 件のコメント:

コメントを投稿